三浦大知の歌う新曲「Antelope」

この歌は彼の持ち味を十分生かしている。

そう思った。

 

前日に放送のあったCDTVを録画しただけで観る時間のないまま、NHKの「うたコン」を観たものだから、

私にとってはこの日の彼の「Antelope」が初めて生歌を拝聴する、というものになった。

 

 

うーん、やっぱりいい。

文句なくいい。

そう思った。

 

この歌の三浦大知の歌声は

非常に澄んでいて、

透明感溢れていて

何の混じりっ気もない。

 

響きの混濁がどこにも見当たらない。

 

ほぼ人間のVoiceだけで作られているアレンジもいい。

 

この歌には透明感が溢れている。

 

「岩肌を削られて出来ている地層の美しさ」

人間の心も感情にえぐられていく。

そのあとに現れる心のひだ。

そういう凛とした美しさを感じさせる透明感。

 

三浦大知の歌声には、何者にも染まらない美しさがある。

 

力強さよりも佇まい。

そんな哲学的な美しさを感じる。

 

やっぱり彼の音楽は文学的だ。

 

そう思った。