4枚目シングル「BRAEKING DOWN」のカップリング曲。

拍頭に休符を用いることでそのあとのシンコペーションリズムを強調した造りの特徴的なサビのメロディーが効果的だ。

楽曲構成が非常にシンプル。

A、B、サビ、A、B、サビ、C、サビというオーソドックスな構成になっている。

サビのフレーズのリズムとアクセントが強いインパクトになって繰り返され、曲全体を縦割りの音楽に導いている。

力強いリズムで、この曲も中毒性のあるサビが印象的。

単純なメロディーは耳に残りやすい。

 

ジェジュンの歌声はこれも胸から喉に落とした歌声になっている。

この歌はタンギングのエッジが鋭い。

縦割りのリズムの拍頭のアクセントに合わせた形でエッジを深く切り込んでいる。

中音域のため、響きが固定しやすいと思われ、一定のポジションで響きを固定しながら、珍しく上のポジションから押し付けビブラートを消しストレートボイスを作り上げている。

その為、歌声の方向性は曲線を描かず、直線的に真っ直ぐ飛んでいる。

ただ、今回、解ったのは、この人の歌声はどんなに喉を押し付けた形でストレートボイスを作り上げても、こちら側に突き刺さってくるような鋭さの歌声には決してならないということだ。

この曲はかなり力を入れて扁平的なへしゃげた響きの歌声に作り上げているが、それでも突き刺さるような鋭角的な歌声にはならず、曲線的になる。

それがこの人の持ち味と言えばそういうことになるのだろうと思われるが、これがタンギングのエッジの鋭さが欠けて言葉がわかりにくいという原因になるのだろうと思う。

それでもこの曲はかなり意識的にエッジを立てて歌っているように感じる。

 

カバーアルバムのような綺麗な歌声も魅力的だが、このようなストレートボイスは今までのイメージを一新させるのに有効であり、魅力的な歌声である。