久しぶりに徳永英明の歌声を聴いた。
歌声がかなり戻ってきていると感じた。
病気による影響からすっかり遠のきつつあるのを感じた。
前半は力を抜いた細い綺麗な響きの歌声で歌われるが、
後半からサビにかけては、次第にエネルギッシュな歌声になっていく。
力を抜いた細い声が自然に出せるかどうかで、声帯の状態は決まる。
コンディションがいい場合は、自然と反応が良くなり、細い響きの歌声が軽く出せるが、コンディションが悪い場合は反応が悪いため、細い響きの歌声を出そうとするとハスキーな声になったり、息漏れしたりする。
そういう点から見ても、彼の声帯の状態がずいぶん良くなっているのを感じる。
また声量もずいぶん戻っており、細い声から太いエネルギッシュな歌声の変換がスムーズだ。
昨年、彼は非常に精力的に活動していた。
そういう意味からしても、彼の中に不安感が無くなったということなのだろう。
歌手が病気を持ちながら活動を続けていくのは簡単なことではないが、うまく付き合っていきながら、
歌声を身体のコンディションに合わせて作っていく、ということが出来ているということなのだろう。
徳永英明の歌声は唯一無二のものだ。
揺らぎのあるヒーリングボイスである。
多くの人が好む彼の歌声を彼自身に守って欲しいという気持ちを持つファンの願いが長く叶えられることを願っている。
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