リトグリのオンラインライブ「足跡」を昨夜観た。

彼女達のコンサートは初めてだったので、どういう形式であっても私にとっては新鮮だった。

 

オンライン形式のライブ参戦も初めてで、それぞれに違うのかもしれないが、コンサートライブの映像を観ていると思えばそれほどの違和感はない。

無観客であるということを除けば、アングルも進行も普通のコンサートと何ら変わることはないのではないか、という気がした。

 

歌はどの曲も非常に充実していた。

久しぶりにコンサート形式で歌うことへの彼女達自身の高揚感のようなものも感じ、アルバムの中の曲のダンス振付など、ツアーを想定して準備されたであろうと予測出来るものもあった。

歌は申し分ない。

彼女達の重厚感溢れるハーモニーから、アンサンブルまで十分堪能するものだった。

アップテンポのポップな楽曲から、大人の音楽を感じさせるものまで幅広いジャンルを網羅したと言えるかもしれない。

 

ライブ配信の良さは、彼女達の表情が十分に観て取れることだ。

会場にいればわかりにく繊細で細やかな表情や感情の揺れが、そのまま画面に映し出される。

またTwitterのコメントをリアルに追うことで、会場にいなくても視聴者は臨場感を味わい、彼女達との一体感を得ることが出来る。

画面のこちら側にいる観客を十分に意識して行われるMCやパフォーマンスは、彼女達とスタッフやバンドのチームによってコンサートが成立していることをあらためて感じさせ、オーディエンス(観客)との一体感をさらに生んでいく。

 

1時間40分ほどのコンパクトに纏められたコンサートは、オンラインでは丁度の長さであり、時間配分であると感じた。それ以上に長すぎても、ダラダラと時間だけが過ぎていくようにも思う。

 

数々の楽曲の中で一番印象に残ったものは、「明日へ」

私はこの曲が彼女達の楽曲の中で最も好きかもしれない。

 

「こえるよ 現在を

聞こえるよ 未来が…」

この歌詞が、コロナの渦の中でも決して諦めない。

未来はきっとやってくる。

そう信じる強さのメッセージであり、音楽の強さ、歌によって伝えていく力を感じさせるものになっている。

 

初めてのオンラインライブも彼女達のコンサートも楽しいものだった。

 

しかし、来年は、リアルライブに私も参戦したいと思った(笑)