2002年2月発売の3枚目のシングル。
アップテンポの軽快なこの曲が、彼の名前を全国に知らしめたほど代表作になった一曲。
元来あったズンドコ節を彼様にアレンジし直している。
誰もが口ずさめる簡単なメロディー。
氷川きよしの音楽の底辺に流れてきた「誰もが親しめる」「誰もが口ずさめる」音楽の一端を示すものだ。
この曲の彼の歌声は、この頃の特徴である「軽く」「明るく」「細い」というイメージそのものだ。
さらに前2曲よりも「こぶし」が効いていて、フレーズの最後だけでなく、フレーズそのものの音色にこぶしの存在がある。
「こぶしが回る」という演歌特有の表現があるが、まさにこの曲はその通り。
よーく彼のこぶしが回っている、という印象を持つ。
この路線がのちのポップス演歌の基盤になっているのは間違いない。
彼の元来持つポップスのリズム感が、この曲にも現れている
彼の基底路線になるべきポップスと演歌との融合が、この古典ともいうべきズンドコ節のアレンジに使われていることが、彼ならではの演歌の始まりを示唆している。
この曲がビッグヒットした現象そのものが彼が多くの国民に受け入れられていく始まりなのがよくわかる。
わかりやすい誰もが口ずさめる音楽。
大衆音楽の根本がこの曲には流れ、その担い手として氷川きよしが登場してきた意味がよくわかる一曲。
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