9月から放送されていた韓国ドラマ「Mr Heart」のOSTの「BUL REO BWA DO」を聴いた。

この曲では彼の韓国語での歌唱の特徴が実によく出ている。

 

曲全体の音域は中音域が主流であり、彼の特徴的なハイトーンボイスはほぼ出てこない。

声のトーンは全体的にウイスパーボイスであり、時折、ハスキーな音色が存在する。

これは彼が韓国語の歌を歌う時にありがちな音色であり、単語を正確に発音しようとする中で発生するハスキーさが主流であり、特定の単語以外の部分ではハスキーさは見られない。

ハスキーな音色以外の部分での中音域は、彼の普段の話し声に近い濃色な響きの色合いになっている。

中音域は彼が最も自然体で発声できる音域であり、その部分では鼻腔に当たった彼の地声に近い音色になっている。

またサビの部分に現れる高音域の歌い方は、一時期見られた下から突き上げる歌い方は見られず、韓国語でありながら響きが眉間に当たったフロントボイスの響きになっているところを見ると、彼が韓国語でも意識的にブレスの流れに乗せて歌おうとしている様子が見られる。

これが今までの韓国語の歌と違っている部分と感じた。

その為、韓国語の歌にありがちだった全体的なハスキーさは軽減されている。全体的に中音域の音色は日本語の歌に近い音色であるのが特徴的であり、語尾が高音域になるフレーズも綺麗な濃色の響きをしている。

 

韓国語と日本語を歌い分ける作業は非常に難しいと感じるが、彼が韓国人である限り、避けて通れない部分であり、どちらの音色で歌っていくのかということは彼自身の判断に任せられることになる。

ただ日本語の音色の方が声帯の負担は少ないと感じる。特に高音域に於いての歌唱に関しては、日本語の発声の方が格段いい。

発音に関しては、話し言葉の発音と歌の発音では、わざと変えたりすることはありがちなことで、例えば曖昧に発音したとしても前後の歌詞の流れで、歌の場合は、意味が通りやすい。その為、発声に重きを置いてわざと曖昧に発音するということはありがちなことでもある。

韓国語の歌においてもそのテクニックが必要かもしれない。

 

また日本語ではほぼ見られないハスキーな音色は、近年の彼の歌声が加齢による声帯の厚みによっての響きでなければ、現在の歌声の方がずっと魅力的であると個人的には思う。

喫煙や深酒の影響がなければ、このままの音色を彼が維持する可能性は大きい。

 

 

 

※ここからは個人的な話ですので、興味のない方はスルーして下さい。

 

現在、ジェジュンは日本に帰ってくる目処が立ちにくい状況であり、コロナ感染の状況によってはさらに不在が長引くことも考えられます。

その為、その間、一個人としての記事を過去ブログの方に更新するかもしれません。但し、以前のようなファンとしての記事ではなく、あくまでも音楽評論家として彼の音楽に関する記事になります。

それを読んで頂いて、不在中の時間潰しをして頂ければ、と思います。

記事の更新は不定期になり、私の気まぐれによります(笑)

更新しましたら、アメブロの他の歌手のレビュー記事の最後に、記事のタイトルだけ書くことにし、あらためての更新のお知らせというものは出しませんので、たまたま目に止まった人だけが読めるということになりますので、ご理解下さい。

ではお楽しみにお待ちください(と言いながら、更新がなかなか出来なければごめんなさい)