三浦春馬がファルセットで歌うカッシーニの「アヴェ・マリア」の歌声を聴いた。

全編がファルセットで、響きだけを捉えて歌っている。

また彼は足を組んで座って歌っている。

この歌い方が出来るのは、かなりしっかりとした基礎訓練が身についている証拠だ。

ボイトレの先生があげたという動画だが、この歌声は、ファルセットであっても響きがブレず、一定の息の量で絶え間なく音楽が流れている。

たっぷりとした声量の中で、十分にコントロールされた歌声が一本の線となって、綺麗に弧を描いている。

そういう感じがした。

 

彼が十分にボイトレを積んでいたのは、この動画でもわかる。

決して軽い気持ちで歌手活動を行っていたのではなく、本格的に俳優業と歌手という二足の草鞋でアーティストとして活動していく為の準備に余念がなかったのがわかる。

 

よくコントロールされた歌声は、安定した響きの中に彼の持つ優しい音色が込められていて、アヴェ・マリアの楽曲に相応しい。

 

歌い終わったあとの「Happy Valentain!」の言葉が屈託ない彼の笑顔と共に印象的だ。

 

歌手として大きな才能を持った人だった。