歌手ほど過酷で厳しい職業はないということを彼の歌は教えている。

 

三浦春馬の訃報を知って記憶に蘇ったのは城田優とジェジュンと三浦春馬の3ショット。

昨年の年末のFNS歌謡祭での「J&U&H」#今度はこの3人で何かやりたいね、と呟いた彼のTwitterの画像。

それ以外にも三浦春馬の画像は彼のTwitterに登場している。

おそらく訃報に接してからずっと泣いていたはずだ。

それぐらいプライベートでも仲良くしていた弟のような存在の突然の訃報でも、彼は最後まで乱れることなく歌いきった。

 

 

 

キセキの歌詞の一言、一言が刃のように胸に突き刺さる。

私には彼が胸から血を流しても歌い切る戦士のように見えた。

 

彼の歌は贔屓目なしで文句なかった。

どんなに感情が昂り、涙が目に溢れ、呼吸が乱れても、城田優の歌は微塵も崩れなかった。

断崖絶壁のギリギリまで追い込まれても、よく耐えて歌いきった。

 

それ以外なんの言葉も見つからない。

 

 

この日の彼の歌には、

 

三浦春馬への溢れんばかりの愛情が捧げられていた。

 

ピュアで何者も寄せ付けない強さがあった。

 

 

彼は「キセキ」の中で間違いなく三浦春馬と二人でいた。

 

そんな世界だった。