三浦春馬VocalReview「Night Diver」

三浦春馬の新曲のMVがMステで流された。予定していた出演が叶わず、その代わりに流されたものだったが、彼が出演できていたら、このパフォーマンスが見れたのかと思うと何ともやるせない気持ちになった。

今回のセカンドシングル曲は、前作と異なり、軽いテクノポップな楽曲だ。

エフェクト気味の歌声は、前作の彼の歌声と異なり、非常に軽い音色になる。

このテクノっぽい歌声の中で一つ気づいたのが、日本語の明瞭さだ。

この曲はテンポが速く言葉数が非常に多いのが特徴。

KPOPを連想させる曲調は、尖ったタンギングを多用することで、日本語が前に滑っていかないように歌われている。

細かい音符の羅列の上を同じ数だけの言葉が乗っている。さらにアップテンポな楽曲は、まるで早口言葉を喋っているかのような音楽になる。

しかし、彼の言葉も音程もリズム感も非常に正確であり、交互に現れるタテ刻みの音楽のフレーズと横に流れるフレーズとの対比が明確に浮き上がってくる。

サビのフレーズでは綺麗なロングトーンで伸びやかに歌われている。

今回の配信は、３曲収録されている中の一つ。

あとの２曲がどのような曲なのか、彼がどのような音楽を表現しているのか非常に興味深い。

もっと音楽人三浦春馬の活躍を見てみたかった。