絢香✖️三浦大知「ねがいぼし」

コロナ感染による自粛生活の中、アーティスト達が自作曲を披露することが増えて来ている。

「ねがいぼし」もそんな活動の中から生まれた一曲と言える。

始まりは絢香が三浦大知に送った１本のメロディーだけのデモテープ。

この音源をSNSで公開し、ファンの思いや写真を募り、そこから思いを受け取って歌詞を完成させた。

そうやって出来上がった曲のMVが公開された。

この曲は彼ら2人とファンが作り上げた一曲といえる。

スローなテンポの優しい雰囲気を纏ったメロディーだ。

絢香と三浦大知の歌はフレーズごとの音色の処理などを一緒にすることで一体感を作り出している。

響きの張りのある濃い音色の部分と、響きの色を抜いた無色の部分とのコントラストを2人の音色を合わせることで作り出し、明るい希望を照らし出すような曲になっている。

また、ハーモニー部分も2人の音色を一致させることで、一体感の強いコラボ曲になっており、完成度の高い楽曲になっている。

コロナの自粛生活を余儀なくされる中で、アーティスト達の配信が活発化しているが、何のプロデュースもされていない配信はそのまま素の顔が見える。

それぞれに母であり、父である家庭を持つ2人ならではの優しく落ち着いた雰囲気が曲全体を覆い、「美しい世界をまた取り戻そう」という願いに溢れた優しい音色の歌になっている。