鈴木雅之と鈴木愛理のコラボによる楽曲のファーストテイクだ。
アップテンポの中、小気味いいほどの歌声が流れていく。
音楽は理屈じゃない。
楽しければいい。
そんなお手本のような2人のコラボレーションだ。
終始、音楽とリズムをリードするのは鈴木雅之。
ベテランの確固たるリズム感は、どんな曲でもどんな場所でも決して崩れない。
そのリズムに乗って、鈴木愛理は歌うことに集中出来る。
縦刻みの見事な音楽は、決して前走りをしない。
きちんと丁寧な音楽作りは、根底にバンドの力がある。
一度聞けば、すぐ覚えられる。
雅之の歌が愛理のエネルギッシュな歌声を引き出す。
双方の歌声の掛け合いによって、さらに弾む音の世界が作り出されていく。
音楽は文句なく楽しいもの。
失敗なしの一発撮りの世界は、歌手達び程よい緊張感を与え、非常に質の高い音楽を作り出す。
今、ファーストテイクの世界が面白い。
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