この曲を聴くと、三浦大知という歌手が世界的だと感じる。
この曲のセンスそのものが今の日本の音楽界に収まりきらないものを感じるからだ。

いつもこの曲を聴くと感じるのは、都会感。
圧倒的な都会的感覚。
洗練された音楽のセンス。

今回のライブ「Colorless」に感じたのも彼の持つ都会感。
構成もパフォーマンスも舞台装置も、どれも小洒落た、それでいてセンスの良い都会の空気感。
乾いた空気感だった。
それは無駄なものを削ぎ落とした空気感だったり、洗練された中での音楽。

ニューヨークの街角が似合う音楽。
それが彼の音楽の世界に感じる独特の空気感だ。

この曲は最も彼らしいと感じる曲であり、軽い明るい音質の歌声は、音楽と完全に同化して、どこまでも彼の世界観を感じさせるものである。
軽いR&Bは、彼の真骨頂だ。

どこかの街角で、カフェで、彼の音楽が流れている。
そんな都会の日常が浮かび上がる。