今日、大阪城ホールで行われたリトグリの生ライブ「Dearest」
これが私にとっては初めての生リトグリサウンド。
一言で言ってしまえば、「文句なく楽しかった!!」
久しぶりのライブが彼女達のサウンドで最高だった!
ほんの1週間ほど前に、ふと 、そういえばリトグリってツアーないのかな、と思って検索したら、ちょうど大阪城ホールのチケットの先行販売で、何の苦労もなくチケットを手に入れた。
用事を済ませてホールに向かうと、人数制限をしているせいか、いつもより格段に人が少ない。入場も開始1時間半前で、十分、時間に余裕のあるせいか、それほど並ばなくてもスッと会場に入れる。
会場の感染対策は、完璧だった。
先ず、来場者アプリから登録し、その登録完了メールと感染者接触アプリの2つがなければ、入場出来ない。
入り口で、その2つとチケットを確認されるという厳重なもの。
今まで何度かミュージカルなどに行ったが、登録完了メールを確認されたのは初めての経験だった。
会場には登録を促すお知らせが貼ってあるが、確認されないから、結果的に任意になっている会場ばかりで、結局、それほど役に経っているとは思えなかったが、ここでは登録完了メールと接触アプリで、感染がない、ということを証明しないと入場出来ないほど、厳重な対策を取っていた。
座席は、もちろん一席飛ばしで隣の人との間隔は十分取られている。
私は、もちろん一般先行チケットだから、スタンド席の後ろの方だった。
通路の前の列の端に座ったが、城ホールは上からもよく見やすいので十分満足していたところ、開始直前に、男の係の人が来て、「お一人ですか?良かったら、関係者席が空いているので、そちらにお移りになりませんか?」と話しかけられた。
それで思いもかけず、スタンドのステージ近くの前方の席に座らせて貰った。
後から思えば、行きがけに初めて立ち寄った梅田の「露天神」様のご利益かもしれない 笑
そんなこんなで、リトグリの生ライブに初参戦してきた。
何を彼女達が歌ったかは、ネタバレになるので、ここでは言わない。
ただ、4人のサウンドは、1月末にオンラインで拝見した日本武道館の時よりもさらに進化していた。
ハッキリ感じたのは、一人一人の力量がかなり上がっていること。
以前は、5人がそれぞれ支え合って、一つのハーモニーを作り出しているという印象だったが、今日のライブでは、それぞれ一人一人が完全に独立している、ということを強く感じた。
4人、一人一人が、独立して、それぞれのパフォーマンスを見事に演じきっている。
そうやって4つの声が、うねりとなって、一つの大きなサウンドを作り上げている。
以前から、このグループの持ち味は、一人一人の力が対等で、合わせるハーモニーというよりは、同じ強さの音が均等に並んで作り上げているサウンドという印象だったが、今日、聴いて、さらにそのハーモニーがスケールの大きなものになっているのを感じた。
これは、彼女達のハーモニーが少女達から、大人の女性のハーモニーへと確実に進化していることを現している。
さらにそれぞれの力量が上がったことで、ハーモニーだけでなく、音楽表現やパフォーマンスがさらに進化し、ひとまわり、音楽の器が大きくなったという印象を持った。
20歳そこそこのハーモニーとは思えないほど、成熟した女性のハーモニーを何曲かで聞かせていた。
しっとりとしたバラードも良かったが、やっぱり私は彼女達のR&Bが好きだ。
ここまで本格的に歌える女性グループはいない。
生のハーモニーを聴いて、4つのストレートな澄んだ歌声が真っ直ぐにホールの端々まで伸びて行くのが、耳に心地よかった。
生ライブは、いつ以来だろう、と思うと、私は2019年の秋に聴いたキリだった。
観客はマスクをして、拍手とグッズのハンドバルーンでカシャカシャ音を鳴らすしか出来ない。
でも皆、マナーを守って、誰一人、歓声をあげる人もいなかった。
こういうファンの努力と、スタッフ、関係者、出演者の努力の結晶で、ライブが行えるのだと思った。
リトグリのファンは、若年層から中年層までの男女あらゆる世代だが、落ち着いていて素晴らしいと思った。
やっぱり生のライブはいい。
座って見るのも、悪くないと思った。
今年は、たくさん、ライブに行きたいと思う。