毎日、多忙で、やっと三浦大知のオンラインライブのアーカイブを観ることが出来た。

 

楽しかった。

やっぱり三浦大知のLIVEは最高に楽しいと思った。

 

音楽を満喫した。

 

「三浦大知の音楽で繋がりましょう!」

 

彼は今回もそう言った。

 

 

まさに「音楽」

 

彼は「音楽」と共に生きる人だ。

 

 

今回で彼のLiveは5回目になる。

昨年の春と秋にそれぞれ2回ずつ観た。

そのどれもが非常に楽しいLiveだった。

そして満足した。

 

彼の楽曲を全曲レビューしたとは言え、私は彼の熱烈なファンではないから、曲を聴けば、タイトルがわかるものとわからないものがある。

聴いた記憶のないものもあるのが正直なところだ。

それでも彼のLiveは最初から楽しかった。

 

彼は彼の曲に馴染みのない人を自分の世界に引き込むのが実に上手い。

今回は、ジェジュンファンである私の知人が彼の魅力に嵌ったらしい。

 

オンラインライブは、こうやって、いつもはコンサート会場に足を運べない人を簡単にファンに取り込むことが出来る。

格安のチケットに、特等席の映像配信。

 

これほど、新しいファンを獲得するのにいいチャンスはない。

三浦大知のファンでなくても、簡単に彼の良さに落ち込む。

 

 

 

さすがだと思った。

 

LIVEの内容は言うことが無い。

最近の曲から球体のアルバム曲、旧知の曲まで様々な楽曲が組み込まれていた。

まさに「The Choice」だ。

こうやって聴いてみると、彼の音楽の多様性が非常によくわかる。

R&B、バラード、緩急のある多様性の音楽は、そのまま意外性へと繋がる。

 

「ああ、これもあった」

「ああ、この曲もあった」

後半の一気に連続で歌い綴るメドレーは、実に圧巻だ。

 

「さあ、ここから一気に行きます」

 

その言葉通り、音楽の洪水。

次々とエネルギッシュな歌とダンスが展開されていく。

それもスピード感を持って。

 

 

 

彼は、このLIVEにどれだけの準備をしたのだろう。

 

コロナで思うように歌えない期間も彼は諦めることなく49曲を配信し続けた。

そして新しい曲を作った。

 

コロナの期間、多くの歌手が音楽を諦めざるを得なくなり、

歌を歌えなくなった時でも、

音楽以外のことをこの人はしたのだろうか、と思った。

 

それぐらい、彼には、音楽とダンス以外のものを感じられない。

それほど、いつも一生懸命、音楽に向き合っている。

 

 

 

彼の中に迸るような音楽への熱意と渇望をいつも感じる。

その熱意と渇望を曲に爆発させる。

それが三浦大知の魅力だ。

 

だからこそ、彼のライブには満足感がつきものだ。

もっと、もっと、と思うことなく、

2時間足らずのLIVEでも私は十分に満足出来る。

 

 

彼が全力で自分の音楽を出し切る姿は観ていて清々しい。

 

事前収録だと言うのに、

雨にずぶ濡れになりながらワンテイクで収録されたLIVEは、

確かに生配信と同じぐらいの緊張感と臨場感を感じさせるものだった。

 

LIVEの醍醐味は、ワンテイクのファーストテイクだ。

これが無ければ、Liveに行った意味がない。

 

どんなにずぶ濡れになっても、着替えることもせず、歌い踊りきった姿からは、彼の音楽へ懸ける集中力と覚悟を見た。

 

真剣勝負の世界。

 

 

楽しくて、それでいて鋭い刃のようなLiveだった。

彼にとっては、どんな媒体でLiveしようと何も変わらないのだと思った。

 

 

 

 

三浦大知は、紛れもなく音楽人である。

 

そう思った。