音楽ライターが紐解くJPOPの世界
ブログ

Vocal Review

ジェジュンVocalReview「未来予想図II」(NHKうたコンより)

NHK「うたコン」に出たジェジュンの「未来予想図II」を聴いた。 この曲を聴くのは何度目だろうと思った。 一番最初に聴いたのは、NHK「The Covers」での歌だった。まだアルバムが出る前だったが、ドリカムの中村氏が …

三浦大知VocalReview Vol.148「Star」

この曲を聴いていて一つ気づいたことがある それは、彼は母音の「あ」「お」が縦ではなく「い」や「え」と同じようポジションニング、即ち、横に開くのだということだ。それは口の中の形が横に広がるという感じがする。 そう思って彼の …

三浦大知VocalReview Vol.147「Rise Up feat,SOIL&”PIMP”SESSIONS

アップテンポの楽曲の上を言葉が乗って行く。 リズムから零れ落ちる事なく、テンポに遅れることなく、どんなに速いリズムの刻みの上にも言葉は明確に載せられて行く。 見事だ。 見事としか言いようがない。 言葉は決して横に流れない …

徳永英明コンサートレビュー「太陽がいっぱい」倍音の世界

徳永英明のコンサートに出かけた。 彼の生歌も初めてだったが、最近、彼の姿をよくTVで観ているせいなのか、なんの疎外感もなくコンサートにとけ込んだ。 前夜の平原綾香が「声のマーケット」なら、徳永英明は「倍音の世界」だった。 …

平原綾香コンサートレビュー「幸せのありか」彩のマーケット

平原綾香のコンサート「幸せのありか」を聴きに行った。 堺市民ホールを建て替え、フェニーチェ堺と名付けたコンサートホールの実質こけら落とし公演だった。 彼女の生歌を初めて聴いた。 「歌声のマーケット」 そう思った。 彼女は …

三浦大知VocalReview Vol.146「Can’t Stop Won’t Stop Loving You 」

張りのある歌声。中音域から高音域の彼の特徴的な声が続く。 少し突き上げ気味な歌声。タンギングのエッジを深く切っていくことで尖ったリズムの上に言葉を載せていく。 そのような唱法を取ることでリズムと言葉が横に流れるのを防ぐ。 …

ジェジュンVocalReview「奏」(Love Coversより)

スキマスイッチの「奏」をジェジュンが歌う。 このアルバムの中で、今までと明らかに異なるのは、昨年からの活動後の楽曲がどれも過去の歌声を払拭したようなハイトーンボイスだったのに対して、今回の楽曲の歌声はかつての彼の歌声を彷 …

三浦大知VocalReview Vol.145「Darkroom」

先日、ある人にレビューを頼まれて彼の2013年頃の歌を聴き直した。 2010年に彼が発声を変えた時の声の変化が顕著だった為に、その後の彼の歌声の印象はそれほど変化がないと感じていたが、2013年の歌声を聴くと、さらに今、 …

ジェジュンVocalReview「メロディー」

この曲は、NHKの「The Covers」でも歌われた。あの時の歌い方と一番異なるのは、サビの部分の「メロディー〜」の歌い方だと思う。今回の歌の方がエネルギッシュだ。 この歌も中音域が中心にメロディーが展開される。それゆ …

三浦大知VocalReview Vol.144「Boddy Kills」

この曲も「Neon Dive」同様、聞いているだけでリズムを取りたくなるような軽快さだ。 言葉の明確さに加えて、音色の統一感。強弱になっても明解な日本語。そして歌詞によってリズムが崩れることがない。 非常にバランスの取れ …

« 1 35 36 37 39 »



【プロフィール】
久道りょう

音楽評論家
ミュージック・ペンクラブ・ジャパン(MPCJ)所属
ボイスブランディングクリエイター
詳しくはこちら⇒プロフィール

カテゴリー

  • twitter
PAGETOP
Copyright © 歌声の花束 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.