音楽記事
三浦大知「I’m Here」多重音楽の拡がり(A-STUDIOより)
2020年3月8日 Vocal Review三浦大知城田 優音楽記事
聴き終わった瞬間、上手い、と思った。 そう、三浦大知は本当に上手い。 どうしてこの人はこんなに上手いんだろうと考えた。 安定している。 この言葉が一番ピッタリくる。 そう思った。 彼の抜群の安 …
三浦大知「島人ぬ宝」にみるフロントボイス唱法
2020年3月7日 Vocal Reviewフロントボイス三浦大知音楽記事
三浦大知が歌った「島人ぬ宝」を聴いた。 アカペラで歌われた為に彼の声の状態が非常によくわかった。 素晴らしかった。 なぜ素晴らしいかと言えば、フロントボイスのお手本のような発声だったからだ。 三浦大知は、ハ …
日本と韓国の音楽業界のスタンスの違い(J-JUN FRIDAY PARTYを観て)
今回、このイベントに無理をして参加したのには理由があった。ジェジュンの歌声を実際に聴いてみたいと思ったからだ。 いくつかの記事を書いてきて実際に生歌を聴けば印象が違うかもしれないとも思った。あくまでも音響機材の媒体を通し …
倍音の話(VocalMaking)
2020年2月1日 Vocal Making音楽記事
予告をしていて書けていなかった「倍音」について簡単に書いてみたいと思う。 「倍音」を持つ歌手は少なくない。代表的な歌手は、美空ひばり。他にも多数の歌手が倍音を持つ。 例えば、宇多田ヒカル、桑田 …
いい歌を歌える条件(「レコード大賞」の存在意義)
2020年1月9日 音楽記事
年末に放送された「Mステ ウルトラSUPER LIVE」の椎名林檎の歌に読者の方から以下のようなコメントをもらった。 林檎さんの楽曲(2曲とも)いつもよりピッチが早い気がして違和感があって、まあ生放送なので尺の関係かな? …
紅白歌合戦って何だっけ?
2020年1月9日 音楽記事
上沼恵美子氏の紅白についての発言が話題だ。 「あたしの知ってる紅白歌合戦じゃなかった」 「緊張感ゼロ」 彼女の言葉は、今の紅白の問題点の核心をついて大事なことを思い出させる。 「歌合戦は音楽祭とは違う」 そうだ、紅白は歌 …
音楽記事 氷川きよしの新しい挑戦
長年、彼のファンである人からすればこのような記事を私が書くことは余りにもおこがましいのかも知れないが、年末の氷川きよしの歌を聴いて感じたことを書いてみようと思う。否、氷川きよしの歌というよりは、彼の歌手としての役割のよう …
城田優の歌唱力(NHK眠いい音楽会)
2019年12月22日 Vocal Review城田 優音楽記事
真夜中の2時頃に歌わせるNHKもNHKだが、それに応えて歌う城田優はやっぱり歌手だ。 「おやすみ日本」の中の「眠いい音楽会」の城田優の歌を聴いた。 尾崎豊の「I Love You」と松本英子の「Squall」の2曲を歌っ …
布施明「君は薔薇より美しい」40年前の歌声との比較検証
2019年11月25日 Vocal Review布施 明聴き比べ音楽記事
歌手という職業は、スポーツ選手と同じく肉体の老化との闘いの職業だ。 歌手にとって、加齢による声帯の変化は、歌手本人が誰よりも一番先に感じるものだろう。 布施明の「君は薔薇より美しい」を聴いた。 この曲は私の大好きな曲であ …
音楽記事 平原綾香「彼女だけが確立できる世界」
Jupiterでデビューした平原はクラシックの楽曲をカバーすることで彼女独自の世界を確立しつつあると言える。 デビュー曲が余りにも有名になりすぎた時、歌手はその曲のイメージに引きずられやすい。えてして同じような曲想のもの …