音楽ライターが紐解くJPOPの世界

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城田優VocalReviewVol.1「U」自然体で歌う。

2011年に発売された城田優、初のシングル曲だ。 この時の彼の歌声と今の歌声を聴き比べてみると、一見似通っているように感じるが、大きく違う点は、ファルセットの声の部分だ。 この頃の彼の歌声の高音部には、明らかにファルセッ …

城田優VocalReviewVol.0「歌の中の演技者」

城田優と言えば、大変申し訳ないが、私の中では、俳優という印象しかなかった。 その彼が、歌を歌うというのも最近知ったことで、始めて彼の歌をまともに聴いたのも、あるテレビでの歌謡祭だった。 意外だった。そして、とても甘いいい …

ブレスの話(三浦大知の場合)

コメント欄で質問を頂きました。 いつも楽しく拝見させていただいております。勉強になることばかりです。 三浦大知さんは、CDではもちろん、ライブでも踊った後の息が切れてる状態でのバラードでもブレスがあまり聴こえません(わざ …

VocalMaking 長く歌い続けるには……歌手の必須条件2

セルフコントロール。 即ち、どれぐらい自制心を持って、自分と向き合えるかということになる。 歌手という職業が、他の楽器演奏者と根本的に違うのは、楽器が、自分の身体の一部分だということだ。 どんな楽器でも、演奏者の体調によ …

三浦大知VocalReview Vol.10「GO FOR IT 」圧倒的な強さ

三浦大知14枚目のソロシングル。典型的なR&Bのダンス曲である。 緩急を織り交ぜたダンスは、彼の余裕を十分感じさせるもので、それに伴った歌も準じる。 この曲に使われている彼の歌声は、非常に明るく軽やかな音色だ。 …

三浦大知Vocal.ReviewVol.9「Voice」哲学的な歌唱力

13枚目のシングル「Right Now」は、両A面になっており、「Voice」はそのもう一つの曲になる。 彼自身の作詞、作曲になるミディアムバラード。 自身の葛藤や心の傷を書いたと言うだけあって、一つ一つのフレーズを覆う …

三浦大知VocalReview Vol.8「 Right Now」優れた歌唱テクニック

彼が最も得意とするR&Bだ。 R&Bのジャンルを日本の中で定着させたのは、間違いなく彼だろう。 彼以外に日本人でR&Bの歌い手を思い浮かべることができないほど、日本ではこの分野の歌い手が少ない。 …

三浦大知VocalReview Vol.7「 Two Hearts」

テレビ朝日系ドラマ『Answer~警視庁検証捜査官』の主題歌に起用されたタイアップ曲。初のオリコンランキング9位を獲得したラブバラード曲。 ピアノの音だけで始まるイントロからの彼の高音部は、非常に透明感のある綺麗な音だ。 …

三浦大知VocalReview Vol.6「Turn Off The Light 」際立つ日本語

前作の「Lullaby」から8ヶ月後のソロ11作目のシングル。 今回は、前作とは全く違うアップテンポのダンスナンバー。彼の得意とするジャンル。 スピード感のあるダンスに合わせるかのように、音楽も小気味よいリズムを刻んで、 …

三浦大知VocalReview Vol.5「Lullaby」歌手としての可能性を広げた曲

「Lullaby」は、彼の10枚目のシングルで、彼自身初のバラード曲。 「The Answer」の約4ヶ月後、2010年12月に発売されている。 今まで、三浦大知と言えば、ダンスをしながら歌う人、というイメージで、曲目も …

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【プロフィール】
久道りょう

音楽評論家
ミュージック・ペンクラブ・ジャパン(MPCJ)所属
ボイスブランディングクリエイター
詳しくはこちら⇒プロフィール

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