推し活の話です。

 

最近は、SNSが非常に発達していますよね。

YouTubeやInstagram、Twitterなど、多くの芸能人が自分のアカウントとチャンネルを持っていて、自分で発信を続けています。

写真を投稿したり、動画を投稿したり、時にはライブ発信などもしたり。

新曲や出演する番組、グッズなどを自ら宣伝する人も多いです。

自分の私生活の一部を公開したりして、セルフプロデュースする人が増えました。

それには、日頃、触れ合うことも出来ないファンとの距離を少しでも近づけようとする意思が見えます。

特にコロナが流行して以降、挙って芸能人がSNSに参入したのは、イベントやコンサートの中止が相次ぎ、自分の存在をファンが忘れてしまうのではないかと思うからです。

そして、そこには大抵の場合、コメント欄があって書き込めるようになっています。

そう、ファンの反応を直接見ることができるようになっているのです。

自分が発信したものをファンがどう受け止めているか、

自分のことをファンはどう見ているのか、

そういう反応を彼らは直接、リアルタイムで確認出来る。

その確認の手段としてSNSを使う人が多くなりました。

またファンも気軽にコメントを書き込めます。

良かった、だとか、こんなところが好き、だとか、カッコイイ、とか気軽な気持ちで書き込めますよね。

コメントの数で、彼らは、自分の人気の動向やファンの動向を知ることも出来ます。

なので、最近は、せっせとSNSに反応を書き込むファンが多いのですが…

 

実は彼らは、手紙が好きです。

私の知る限り、アーティストだけでなく、俳優もタレントも、皆、手紙が届くと非常に喜びます。

そして熱心に読んでいます。

大事に宝物のようにして自宅へ持ち帰ります。

そして時間をかけてじっくり読む。

 

その場で開封して、さーっと読み流し、ポイっと捨て置くような人は、決してスターにはなれません。

もし、あなたの好きな人がそんなことをするような人(あなたが選んだ人なのですから、まあ、そんなことはないと思いますが)なら、サッサと見切りをつけて、他の人を探しましょう。

そんな人は、芸能人云々以前に人間としてどうかしている人です。

普通は、手紙を貰ったら、大事に自宅へ持ち帰り、時間のあるときにゆっくり読むのです。

 

そう、あなたの推しは、手紙が大好きなのです。

このSNSの時代に。

彼らのTLには、何千、何万という「イイね!」がつき、何百、何千、というコメントがつくにも関わらず、彼らは手紙を非常に喜びます。

なぜでしょう?

それは、手紙は「繰り返し読むことが出来る」からです。

 

SNSについたコメントは、TLの中で流れていきます。

あなたの書いた言葉は、多くのコメントの中で埋もれていく。

そしてそれを目にした、あなたの推しは、一瞬、心に止めるかもしれませんが、いくつもの似たようなコメントや言葉の中で忘れ去ってしまうのです。

あなたがどんなに心を込めて、気持ちを伝えても、それが彼らの記憶に止まるのは、非常に稀なことです。

奇跡的に彼らからリプライがあったとしても、それも彼らの一瞬の記憶の中にあるだけで、埋もれていきます。

それは、SNSの言葉は、流され、消えていく言葉だからです。

そして姿形もない。

Twitterで多くのコメントの中から、あなたの言葉をもう一度探し出すことは、至難の技です。

たとえ、「あー、確か、〇〇って書いてくれてた人がいたなー」と彼らが思い出しても、その言葉をもう一度見つけるのは不可能に近い。

同じ活字、同じ色、同じ背景の画面上の中の数多くのコメントの中から、あなたを見つけ出すことは不可能なのです。

アイコンを彼らが覚えているかって?

さぁ、どうでしょう。

小さな画像をあなただと認識するのは、、

不可能に近いのです。

これは、毎日、毎時間、リプライを彼らに返しても、彼らがSNSを観る時間のタイミングを測ったとしても、それはほぼ不可能に近い。

たまたま、彼らは目にしたコメントを読むだけ、なのです。

それでもSNSに多くのリプライが来ることを彼らは喜びます。

なぜなら、それが彼らの人気のバロメーターだからです。

ですから、多くのコメントを彼らのSNSに書き込んであげてください。

それだけで彼らは安心するのです。

 

でも、

でも、

もし、あなたが、

自分の言葉を本当に彼らのところに届けたいと思うなら、

 

それは、

手紙を書いてください。

 

手紙には、あなた、という人が現れます。

あなたが何を書くか、

そこに、「あなた」が現れるのです。

それは、SNS上に流れていく言葉とは全く違います。

そして、彼らは確実に手紙を読みます。

なぜなら、手紙は、そこに存在するから。

ですから、あなたの言葉を彼らに届けたいと思うなら、「手紙」

「手紙」を書いてくださいね。

彼らは、「手紙」が好きなのです。