音楽ライターが紐解くJPOPの世界
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Vocal Review

久保田利伸VocalReview「LA・LA・LA LOVE SONG」

軽快で小刻みなリズム。 それに合わせて久保田利伸の歌声は軽妙で明るい。 縦に刻まれるBGMに対して、彼の歌声は横に流れる。しかし抵抗感は少ない。縦のリズムを十分に身体に刻み込みながら横に歌声を流す。   久保田 …

Superfly VocalReview「輝く月のように」

Superflyの歌の上手さは万人の認めるところだが、そのエネルギッシュな歌声よりも彼女の声の印象は優しく明るい音色にある。 十分すぎるほどのボリュームある歌声を持つ歌手は、えてしてその声を張り上げた歌い方に陥りやすいが …

三浦大知VocalReview「ふれあうだけで」

三浦大知と言えば、抜群のダンスパフォーマンス力でのダンスナンバーがどうしても印象的だが、実は彼は歌が抜群に上手い。 今、この世代の日本人歌手の中では突出していると言える。 彼の歌の上手さは、その明確に響く日本語にある。 …

林部智史VocalReview「会いたい」

「あいたい、あいたい」 歌の冒頭に同じフレーズが何度も繰り返される。 何度も何度も繰り返されるメロディー。 この曲の特徴的な部分だ。この第一声で、林部智史という歌手の力量が、試される。 第一声は、歌手としての命綱だ。 と …

中島美嘉VocalReview「雪の華」

歌いだしは、非常に慎重でかつ丁寧な響きで始まる。 言葉が非常に立っており文字の一つ一つが鮮明に響いている。   この人の声の特徴は繊細で透明感溢れる声と濃厚な響きの声の二種類がうまく使い分けられていることにある …

平井堅VocalReview「瞳を閉じて」

言わずもがな、「世界の中心で愛を叫ぶ」の主題歌である。 多くの歌手がリメイクしているが、オリジナルの平井堅の歌唱は他の歌手のそれらよりもずっとシンプルだ。 とつとつと始まるAメロ、サビまでの高揚をじっくりと内に秘めた歌い …

玉置浩二コンサートレビュー「圧巻の歌声」(シンフォニックコンサートより)

昨夜は玉置浩二のシンフォニックコンサートに行った。 ひと言のMCも無し。 途中休憩を挟み、ただ彼の歌のみの2時間。アンコールを含めて16曲を歌いきった。 20分の休憩を挟んでの2時間のコンサートは決して長くはない。むしろ …

城田優VocalReviewVol.1「U」自然体で歌う。

2011年に発売された城田優、初のシングル曲だ。 この時の彼の歌声と今の歌声を聴き比べてみると、一見似通っているように感じるが、大きく違う点は、ファルセットの声の部分だ。 この頃の彼の歌声の高音部には、明らかにファルセッ …

城田優VocalReviewVol.0「歌の中の演技者」

城田優と言えば、大変申し訳ないが、私の中では、俳優という印象しかなかった。 その彼が、歌を歌うというのも最近知ったことで、始めて彼の歌をまともに聴いたのも、あるテレビでの歌謡祭だった。 意外だった。そして、とても甘いいい …

三浦大知VocalReview Vol.10「GO FOR IT 」圧倒的な強さ

三浦大知14枚目のソロシングル。典型的なR&Bのダンス曲である。 緩急を織り交ぜたダンスは、彼の余裕を十分感じさせるもので、それに伴った歌も準じる。 この曲に使われている彼の歌声は、非常に明るく軽やかな音色だ。 …

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【プロフィール】
久道りょう

音楽評論家
ミュージック・ペンクラブ・ジャパン(MPCJ)所属
ボイスブランディングクリエイター
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