音楽ライターが紐解くJPOPの世界

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三浦大知VocalReview Vol.150「Hang In There」

この曲も冒頭は自然な発声の中音域の音から始まる。 リズミカルな音。前へ前へと進む音楽。 ファルセットとミックスボイスのコンビネーションのフレーズが続く。 重なる歌声の中で綺麗なファルセットと張りのあるミックスボイスのコラ …

三浦大知VocalReview Vol.149「誰もがダンサー」

あー、綺麗な中音域だ。 私はこの冒頭の自然で力の抜けた彼の中音域の歌声が好きだ。 少し突き上げ気味で倍音気味な歌声よりも自然で力をどこにも入れず、スーっと歌い始める歌声が彼の歌声の中で一番好きだ。 そして彼の歌を聴くとい …

うたコンに見る氷川きよしの歌手としての進化

昨日のうたコンを観た。 氷川きよしの進化が止まらない。 そう思った。 私が氷川きよしの意外性を見たのは、今年の6月のうたコン。 彼は一昨年出したロックの曲を歌いパフォーマンスした。その時の彼の潔さに今後の彼の歌手としての …

ジェジュンコンサートレビュー「ドリームフェスティバル」

台風の影響で開催が危ぶまれた13日の朝日ドリームフェスティバル。 久しぶりに聴いたジェジュンの歌声は非常に充実したものだった。 セトリに関してはもうあちこちに出ているが、非常によく考えられたセトリだった。 オリジナルのダ …

ジェジュンVocalReview「チキンライス」

非常に軽い明るい響きの歌声が続く。 この曲を聴く限り、ポジションが眉間から鼻腔にかけて綺麗に当たっている。 伸びのある軽い歌声だ。そのままの響きが中音域から低音域まで続いて行く。 空気の流れにうまく歌声が乗せられている。 …

ジェジュンVocalReview「未来予想図II」(NHKうたコンより)

NHK「うたコン」に出たジェジュンの「未来予想図II」を聴いた。 この曲を聴くのは何度目だろうと思った。 一番最初に聴いたのは、NHK「The Covers」での歌だった。まだアルバムが出る前だったが、ドリカムの中村氏が …

三浦大知VocalReview Vol.148「Star」

この曲を聴いていて一つ気づいたことがある それは、彼は母音の「あ」「お」が縦ではなく「い」や「え」と同じようポジションニング、即ち、横に開くのだということだ。それは口の中の形が横に広がるという感じがする。 そう思って彼の …

三浦大知VocalReview Vol.147「Rise Up feat,SOIL&”PIMP”SESSIONS

アップテンポの楽曲の上を言葉が乗って行く。 リズムから零れ落ちる事なく、テンポに遅れることなく、どんなに速いリズムの刻みの上にも言葉は明確に載せられて行く。 見事だ。 見事としか言いようがない。 言葉は決して横に流れない …

徳永英明コンサートレビュー「太陽がいっぱい」倍音の世界

徳永英明のコンサートに出かけた。 彼の生歌も初めてだったが、最近、彼の姿をよくTVで観ているせいなのか、なんの疎外感もなくコンサートにとけ込んだ。 前夜の平原綾香が「声のマーケット」なら、徳永英明は「倍音の世界」だった。 …

平原綾香コンサートレビュー「幸せのありか」彩のマーケット

平原綾香のコンサート「幸せのありか」を聴きに行った。 堺市民ホールを建て替え、フェニーチェ堺と名付けたコンサートホールの実質こけら落とし公演だった。 彼女の生歌を初めて聴いた。 「歌声のマーケット」 そう思った。 彼女は …

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【プロフィール】
久道りょう

音楽評論家
ミュージック・ペンクラブ・ジャパン(MPCJ)所属
ボイスブランディングクリエイター
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