この曲も冒頭は自然な発声の中音域の音から始まる。
リズミカルな音。前へ前へと進む音楽。
ファルセットとミックスボイスのコンビネーションのフレーズが続く。
重なる歌声の中で綺麗なファルセットと張りのあるミックスボイスのコラボレーションが素晴らしい。バランスのとれた色彩。
濃淡の歌声の世界。

アルバム「HIT」の最終曲には、彼のこの時点での歌手としてのテクニックの集大成を見る。

ソフトで自然な発声の低音域。
甘く濃厚な響きの中音域。
さらに張りがあり、時折倍音が見え隠れする高音部。
綺麗に響きが抜けたファルセット。

「The Answer」で歌声を変えてから8年。
着実に歌手としての進化を見せる彼のボーカルテクニックが集約されたような曲である。

様々な彩りの歌声を味わうことのできる一曲。

これで三浦大知さんの発売されている全てのシングル、アルバム曲のレビューを終えました。
配信のみの曲など漏れているものがありましたら、お知らせ下さい。
また見直しをしたところ、ナンバリングが重複している箇所がありましたので、訂正をしました。
また、掲載画像に関しては、全て削除し、他の画像に差し替えました。今後も掲載する予定はございません。

★三浦大知さんのレビュー後記はまた後日、書かせて頂きますが、140曲以上に及ぶ曲数を最後まで書かせて頂けたのは、ひとえに読みに来て下さる方がいたからです。
コメントやメッセージ、いいね!などで応援をして頂き、ありがとうございました。

●三浦大知さんを扱ったセミナーのお知らせです。

三浦大知さんのファンで二松学舎大学教授の塩沢一平先生による「日本の流行歌、その魅力と秘密 すみれの花咲く頃〜三浦大知まで」が下記の日程で開催されます。
言葉の面から三浦大知さんの歌についての分析をされている先生です。彼の歌についての分析の研究を講義して下さいます。
私も参加して、歌とは異なる面から彼の音楽の世界を知りたいと思います。
皆さんも是非、参加して一緒に聴講しませんか?

日時  11月30日(土)13時〜14時30分
場所  朝日カルチャー湘南教室

申し込みは下記をクリックすると開きます。

日本の流行歌、その魅力と秘密 すみれの花咲く頃〜三浦大知まで

なお歌手の名称を用いてのセミナーに関して、一部に批判があるようですが、弁護士に問い合わせたところ、歌手の名称を使ってさも本人が関与しているかのような内容、集客をしている場合はパブリシティ権の侵害に当たるとのことでしたが、それ以外の場合には該当しないと解釈されるとのことでした。
また現在、批判に関する書き込みは、全て弁護士が調査中で、アカウントも含めて証拠保全を行なっています。安易に同意やリツイ、コメントをされますとリストに載る恐れがあり、後々に問題となった場合も、こちらでは責任を取りかねますので、巻き込まれないようにお願いします。言動には自己責任が伴います。ご理解の上、慎重にお願いします。