氷川きよしの「うたコン」での歌声を聴いた。
ポリープによる声帯炎で、活動を休止。しばらく治療に専念したが、結局、2度目の手術をして、復帰したところだ。
復帰直後から、22、24日とフルコンサートを行っての出演だったのもあり、また、術後、それほど時間が経っていないのもあるかと思うが、彼本来の歌声ではなかった。
全体に歌声が細く、響きも艶がない。
また、彼自身もまだ少し恐々、歌っているという感じなのかもしれない。
いつもの押しの強さも、高音の伸びもなかった。
高音部は、響きを抜いて歌っていたことから、やはり本調子とは言い難い感じがした。
彼のスケジュールは、このあと、ツアーの日程が入っており、夏は、明治座、新歌舞伎座で座長公演を行う。
無期限活動休止の直前ということもあって、事務所的には、スケジュールを目一杯入れているという感じがする。
真面目な彼のことだから、ファンのことを思って、無理してでも、ツアーや公演などをスケジューリングした、という感じなのだろう。
だが、術後の過ごし方、調整の仕方は、歌手にとっては非常に大切である。
艶やかな声が戻るまでには、しばらくかかるだろうから、なるべく声を休めてほしいと思う。
だいたい、術後、一月も経たないのにフルコンサートなど、通常ではありえない。
誰もが、術後は非常に慎重に調整する。
くれぐれも無理のないように願っている。
ポリープは癖になりやすい。
手術を繰り返すことで、声帯は伸縮性を失いやすい。
とにかく声帯を休めること。
話し声もご法度だ。
今年が最後とくれぐれも無理のないようにして欲しいと思った。
流石に彼の声帯が心配になった。
1日も早い回復を願っている。
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