先日、ミュージック・ペンクラブ・ジャパンの理事に就任し、「JPOP担当!」と言われた私ですが、JPOP業界には全くのど素人。

何の繋がりも持っていません。

Twitterで僅かに相互フォローになっている制作側の方はいますが、業界の方に直接お会いしたこともなく、全くの新人です。

考えてもみてください。

自分がただ歌手の歌の批評を書いていただけの毎日から、名刺入れにどんどん業界の人の名刺が加わっていくのです。

ペンクラブの理事、という重ーい肩書を頂いて、正直なところ「本当に大丈夫なのか?私」っていう思いでいっぱいです。

それも20歳代のペーペーなら、「新人です。ど素人です。業界のこと、何も知りませんのでよろしくお願いします」で通っても、この年代では、いくら言っても通りません。

相手がそのように見てくれないからです。

本当に何の経験もない素人です、と言っても通用しません。

 

昨日は在阪のあるレコード会社の宣伝担当の方に出会って来ました。

関西のレコード会社の実情やライター事情についてお話を伺いました。

 

東京と違って大阪ではアーティストがやってくる日数も圧倒的に少ないですし、新譜のプロモーションも終わった後でライブ開催などで来阪するという日程が組まれますから、実際にはライターとしてレビューを書くタイミングが合わないということが圧倒的に起こります。

そうなるとアーティスト本人へのインタビューという形での仕事になり、ライブの忙しい時間の中で短時間にインタビューする、短時間に的確な質問をする、というスキルが必要になる。

そういうことを実感しました。

 

今までの単なるブロガーとの立つ位置の明らかな違いを感じて帰りました。

自分がそういう場面に実際に立つかどうかはわかりませんが、圧倒的にステージが変わったことを実感しています。

 

人生って本当に何が起きるかわかりません。

これから私はどんな人達に出会い、どんなことを経験していくのか全くわかりませんが、誰にでもこういうことは起こりうることだと感じます。

 

自分の「好き」を見つけてコツコツ続けていけば、ある時、ステージが変わる。

そんな経験を持つ人は、数多くいます。

 

これから私もたくさんの経験をするでしょうし、たくさん落ち込むことがあると思いますが、最終目標だけは見失わないようにして、コツコツとライター修行を続けていきたいと思います。