音楽ライターが紐解くJPOPの世界
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氷川きよし

氷川きよしVocalReview「ボヘミアン・ラプソディ」(Papillon)

この曲のレビューは既にMステ出演時や、昨年末のスペシャルコンサートのDVDを拝見した時に書いたのだが、CDに収録された音源を聴くとまた別の側面が見えてくる。 まず、氷川きよしの持ち味である「言葉の一つ一つが非常に明快であ …

氷川きよしVocalReview「笑っていこうぜ」(Papillon)

明るいアタックの効いた前向きの歌だ。 声はパンチではなく、アタックが効いている。言葉のエッジのアタックが鋭く、歌詞の一つ一つが非常に立っている。 また歌声は明るくどこにも屈託がない。 綺麗に音の粒が揃えられており、響きも …

氷川きよしVocalReview 「Going my way」(Papillon)

アップテンポの明るい楽曲。軽い印象の楽曲。 その印象に合わせるかのように彼の歌声も深刻さはどこにもない。 軽いタッチのR&Bでバックコーラスとのハモリもテンポ感が良い。 歌詞の内容にあるように「前を向いて歩いて行 …

氷川きよしVocalReview「Never give up 」(Papillon)

この曲も全く違う彼の歌声が聞こえる。 全編が甘い歌声であり、色彩の濃い歌声である。 この歌声を聴く限り、もう演歌の影はどこにも見当たらない。 そしてこの歌声が氷川きよしの昔からの歌声だったように感じるほど自然で今の彼のイ …

氷川きよしVocalReview「おもひぞら」(Papillon)

「おもひぞら」はいきものがかりの水野良樹の作詩・作曲の楽曲。 氷川が「故郷から18歳の時に上京して、その時の両親の思いと自分自身の思いを表現してくれているような作品と言うほど彼自身の思入れのある楽曲。 冒頭からの低音域は …

氷川きよし「This is Love」(Papillon)

この曲もミディアムバラード。 前の曲の「Love Song」よりももう少し明るく軽い曲調である。深刻さはない。   。 歌声は全体に力を抜いて七分目ぐらいの歌声。 これも非常に甘い歌声だ。鼻に響きを入れて甘い歌 …

氷川きよしVocalReview「Love Song」(Papillon)

この曲の彼の歌に感服した。 いい歌だなーと思った。 ここまで氷川きよしが歌うとは失礼ながら思わなかった。   アカペラから始まる冒頭部分。彼の生の歌声から始まるこの歌は、全編、バラードの彼の歌声で彩られている。 …

氷川きよし「自分らしく生きていく」(SONGS)

氷川きよしは確実に進歩している。否、進化している。 彼がもうずっと出演を熱望していたというNHKの「SONGS」 この番組に出演できるということが彼の中での「ポップス歌手として認められた」という一つの免罪符だったのかもし …

氷川きよしVocalReview「青い鳥」(Papillon)

アカペラで始まる冒頭部分。エコーがかかり、歌声が重なっていく。 綺麗な高音のストレートボイスが響いている。 このフレーズを聴く限り、42歳という年齢を全く感じさせない。   全体に使われている歌声はハイトーンボ …

氷川きよしVocalReview「キニシナイ」(Papillonより)

アルバムの3曲目は、その音楽もさることながら、MVで今までの氷川きよしのイメージを完全に壊したと言えよう。 正直なところ、ここまで彼が歌えるとは思わなかった。 「キニシナイ」はEDM。即ち、エレクトロニック・ダンス・ミュ …

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【プロフィール】
久道りょう

音楽評論家
ミュージック・ペンクラブ・ジャパン(MPCJ)所属
ボイスブランディングクリエイター
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