音楽ライターが紐解くJPOPの世界
ブログ

氷川きよし

氷川きよしVocalReview「不思議の国」(アルバムPapillonより)

ポップスアルバムの2曲目。 冒頭からシャウト気味の歌声が聞こえる。 MVでもわかるように「不思議の国のきよし」 彼の中音域のストレートボイスのエネルギッシュな歌声が続く。   この曲ではしっかりとしたタンギング …

氷川きよしVocalReview「Papillon」(アルバムPapillonより)

氷川きよしのポップスアルバムが発売された。 「Papillon」はアルバムのタイトルにもある冒頭の曲だ。 ポップス曲を歌う氷川きよしの歌声は、演歌の時のそれとは違って綺麗な中音域の甘い響きから始まる。 張りのある美声はポ …

氷川きよしVocalReview「ボヘミアン・ラプソディ」(Mステ)

Mステで氷川きよしを観る日が来ようとは誰が想像しただろう。 去年の今頃、私はまだ彼の変化を知らなかった。 しかし彼はどんどん進化する。 「限界サバイバー」は演歌歌手のほんのご愛嬌だと感じた人達の観念を見事に裏切ってアーテ …

氷川きよしVocalReview「母」

氷川きよしが今年2月に発売した35枚目のシングル。オリコンチャートで2位を獲得した。 彼の新しい出発の曲でもある。 この曲はオーソドックスな形式の歌謡曲である。 最近では珍しくなった歌謡曲だが、派手なパフォーマンスもなく …

氷川きよしVocalReview「大丈夫」

氷川きよし、34枚目のシングル。 2019年3月、8月、11月と年間を通して実に3度のリリースだ。 即ち、1年中、この曲を歌い続けた?ということなのだろうか。   私が彼の歌声のレビューを初めて書いたのは、昨年 …

氷川きよしVocalReview「勝負の花道」

氷川きよし32枚目のシングル。2018年1月発売のものだ。 この頃の歌声を聴くと、耳に馴染んだ最近の彼の歌声になる。   この曲は演歌の王道まっしぐら。 テンポ感がよくリズムも軽やかで、氷川きよしの持ち味が十分 …

氷川きよしVocalReview「男の絶唱」

2017年3月発売の30枚目のシングルだ。 この曲は、堂々のど演歌。 非常に男らしさを強調した楽曲である。 これまでも彼の楽曲にはいくつまこのように非常に男性らしさを前面に出した楽曲があったが、それを歌う時、彼は必要以上 …

氷川きよしVocalReview「男花」

これも2015年9月発売。「愛しのテキーロ」の両A面曲。 これを聴くとポリープを取ったことによって彼の演歌の歌声まで変わっていることに気づく。 演歌でありながら、明るい伸びやかな音色で、こぶしはあっても低音部のうねりがな …

氷川きよしVocalReview「愛しのテキーロ」蘇った歌声

2015年9月発売の28枚目のシングル。 ポリープの手術をした後、彼の歌声がどんなふうに変わったのか、ずっと興味があったが、こんなに違うとは思わなかった。 これが彼の元々の歌声であるなら、確かに過去数年録音された楽曲の歌 …

氷川きよしVocalReview「ちょいと気まぐれ渡り鳥」

2014年9月発売の26枚目のシングル。 渡り鳥編ともいうべきものなのだろうか。前作のポップス歌謡曲とは一変。正統派演歌だ。 明るめの色調の歌声で全編が覆われていて、スコンと抜ける彼の冒頭の歌声から始まり、しっかりこぶし …

« 1 6 7 8 12 »



【プロフィール】
久道りょう

音楽評論家
ミュージック・ペンクラブ・ジャパン(MPCJ)所属
ボイスブランディングクリエイター
詳しくはこちら⇒プロフィール

カテゴリー

  • twitter
PAGETOP
Copyright © 歌声の花束 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.