たったひとりのアーティスト、たったひとつの曲に出会うことで、人生が変わってしまうことがあります。まさにこの筆者は、たったひとりのアーティストに出会ったことで音楽評論家になりました。音楽には、それだけの力があるのです。歌手の歌声に特化した分析・評論を得意とする音楽評論家、久道りょうが、J-POPのアーティストを毎回取り上げながら、その声、曲、人となり等の魅力についてとことん語る連載です。
2020年、「風の時代」が始まった年にメジャーデビュー
あれ、音楽の記事じゃなくて占いの記事だったっけ?と思われた方もいるかもしれません。
「風の時代」
この言葉を2020年の年末頃から頻繁に目や耳にするようになりました。いわゆる西洋占星術の世界で、私達人間は星の影響を受けると考えられています。
2020年12月22日に木星と土星が大接近するという星の配置が起こり、それによって時代は、それまで約200年間続いていた「地の時代」から「風の時代」へと変わり、それ以降は大きく価値観が変換されていくと言われているのです。
「地の時代」は目に見えるもの、即ち、物質に価値がある時代でしたが、「風の時代」は情報・コミュニケーションなどの目に見えないものの価値が高まると言われています。
これらについての詳しいことは西洋占星術を調べて頂くとして…
2020年、まさに「風の時代」が始まったこの年、歌手藤井風が日本の音楽界にメジャーデビューしました。
彼の活躍は、2021年の紅白歌合戦の出演で印象に残る人も多いでしょう。
岡山にある彼の実家の部屋からの中継と思いきや、実は会場にいたという巧みな演出で紅白のステージに華麗に登場しました。
その後のピアノの弾き語りによるMISIAとのコラボ曲での堂々としたパフォーマンスや歌声は、彼がただものでないことを物語っています。
デビューまでのストーリー
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『風の時代が始まった』(藤井風)人生を変えるJ-POP[第1回]|青春オンライン (note.com)