藤井風の新曲『花』が公開されました。
この曲から感じる彼独特の圧倒的スケール感について書いてみました。
彼の洗練された音楽は、いつも新しい反面でどこか懐かしく、この絶妙のバランスが藤井風の1つの世界観になっていると思います。
最近、J-POPの中でも1970年代から80年代にかけて流行したシティポップを見直す動きが出ており、海外リスナーを中心に人気が高まっています。
このような流れの中で、藤井風の持つ音楽性というものが、どのような広がりを持っていくのかについても書いてみたいと思います。
藤井風のアーティストとしてのスケールは圧倒的です。
この圧倒的なスケールの大きさは、先日、8冠を達成した将棋の藤井聡太の圧倒的強さと同じだと言えます。
即ち、出てきた時から、全く違う。
何が違うかといえば、何もかもが違う。
既存の多くのアーティストとは全く異次元のところにいる。
そんなスケール感です。
これは、音楽がどうだとか、歌声がどうだとか、ピアノ技術がどうだとか、そういう問題ではなく、存在そのものが圧倒的だということを感じるのです。
非常に個人的な話で申し訳ないのですが、常日頃、J-POPを専門に音楽評論を書いている私は、評論家になるずっと以前から、その世界で残っていく人を見抜く勘だけは外したことがありませんでした。
女優でも男優でも、ジャニーズでも、歌手でも、一眼見たら、残るか残らないか、スターになるかならないか、わかるのです。
理由は聞かれても、「ただ、わかる」としか言いようがない。
綾瀬はるかが10代の頃、雑誌nonnoの表紙を飾っていたモデル時代から、「絶対に将来、この子は残る」と言い当てていました。
同じようにジャニーズのグループを見れば、その中で誰が残るのか、誰がスターになるのか、一眼でわかります。これまで外したことはありません。
将棋界に藤井聡太が出てきた時、絶対に彼はタイトルを次々取るとわかっていました。彼が将棋界を変える為にこの世に生まれてきたのは、わかっていたからです。なぜなら、このようにその世界を根底から覆すような人は、エネルギーが圧倒的に違うからです。
それは、理屈ではなく、技術でもなく、努力でもなく、圧倒的にその人に備わっているものであって、どうにもならないものなのです。
スピリチュアル的に言えば、それを行う為にこの世に生まれてきた、ということでしょうか。
そういう人が、必ず、どの世界にもいます。
即ち、「時代を変える人」です。
記事の続きは以下から
https://note.com/hisamichi0226/n/nfc691c51ae87