音楽ライターが紐解くJPOPの世界
ブログ

年別アーカイブ: 2020年

三浦大知VoalReview「すべりだい」(椎名林檎カバー)

椎名林檎のカバー。 ファンが大好きな曲だということでリクエストしてくださったのでオリジナルの林檎の歌と彼の歌を聴き比べてみた。   先ず、林檎の歌は非常に怠惰的、緩慢な音楽の始まりである。 リズムの刻みが明確で …

徳永英明VocalReview「太陽がいっぱい」(The Coversより)

セルフカバーアルバムの中の一曲。 若い頃の歌声に比べると現在は、少し全体的にハスキーさが増していると言える。しかし、その分、透明感が増してブレス音によって幅が拡がった。若い頃の声の勢いに任せて歌う方法から、一言一言を丁寧 …

ジェジュンVocalReview vol.0「JPOP歌手としての存在」

ジェジュンと聞いて記憶のない人でも、5人の東方神起の時のセンターだった人、と言えば、ある年代以上の人間は、大概記憶を呼び起こすだろう。それは、現在の東方神起がどのような形態になっているか、この数年間の道のりなどは、問題で …

FNS歌謡祭ジェジュンVocalReview「Forget-me-not」

印象的なのは、歌いだしから、丁寧な発音の日本語が続くことだ。 非常に明解で、癖のない綺麗な日本語の発音が続く。 東方神起の頃から、この人は、癖のない正確な日本語の発音をすることで知られていた。しかし、その頃よりも今は、一 …

三浦大知VocalReview Vol.2「Keep It Goin&On」ソロ歌手への転換

2000年からの5年間、三浦大知は完全に歌手活動を休業した。理由は変声期に伴うもの、だったが、変声期が5年あったかどうかは定かではない。普通は、長くても1年で歌える状態にはなる。稀に何年もかかる人がいるが、それは、その間 …

三浦大知VocalReview Vol.1「パラシューター」少年期に完成された歌声

Folder時代のデビュー曲。彼が9歳の頃の歌声である。 聴けばわかる通り、綺麗なボーイソプラノの歌声だ。 この頃のボーイソプラノの歌声というのは、混じりっ気のない澄み切った綺麗な響きをしている人が多い。ボーイソプラノで …

三浦大知Vocal.ReviewVol.0「歌手としての非凡さ」

三浦大知のデビューは、1997年。変声期の活動休止期間を考慮したとしても、ソロとしてのデビューも2005年。 「Folder」のメインボーカルとしてデビューしたときから、vocalistとして、dancerとして、非凡な …

城田優「Laugh&Peace」三浦大知Insta.ライブから見えてくる世界。

城田優がInsta.にあげた自作曲「Laugh&Peace」を聴いた。   こんな時なので曲を作りました。 あなたに笑顔が戻りますように。   曲と共にあるメッセージだ。 2分足らずの短い楽曲 …

2組の「レイニーブルー」に見る楽曲としての多様性

期せずして2組の「レイニーブルー」を聴くことが出来た。 1組は徳永本人と三浦大知、秦基博。 もう1組はジェジュンと城田優。 同じ曲を扱っているのにこの2つは対称的な世界を見せた。 一言で書くなら「剛」と「柔」 そう思った …

氷川きよし「限界突破✖️サバイバー」(「春は必ず来る」より)

彼のこの歌を聴くのは、何度目だろう。もう何度も聴いた。 しかし、今回の歌は、何度も聴いた中で一番良かったと感じるものだった。 それは彼に気負いがなかったからだ。   氷川きよしを観るようになって気づいたのは、彼 …

« 1 26 27 28 35 »



【プロフィール】
久道りょう

音楽評論家
ミュージック・ペンクラブ・ジャパン(MPCJ)所属
ボイスブランディングクリエイター
詳しくはこちら⇒プロフィール

カテゴリー

  • twitter
PAGETOP
Copyright © 歌声の花束 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.