シングルでは「The Way U Are」の同時収録曲であり、4か月後に発売された1stアルバムに収録されたアカペラVer.でのボーカルにこの頃の彼の歌声の特徴がはっきり出ている。

そして、彼はこの曲でメインヴォーカルを取っている。最初から最後まで万遍なくソロパートを担当している。

中音域の声、高音域の出し方、低音域の音色もどれも今の歌声とは比べものにならない音色を奏でている。
全体に頻繁に出てくる中音域は、今の音色と違いハスキーな歌声である。

これは今の歌声のポジションとは全く違う。

この頃の歌声は、喉で歌っていることによって生じるハスキーな音色だ。
中盤に出てくる高音は細い裏声。それに反して低音域は、どちらかと言えば、女性のアルトの音色を感じさせるような中性的な歌声だ。また、声にビブラートが全くなく、低音域は太く芯のある声、中音域はハスキーな声、高音域は裏声を使った細い声になっている。

彼の歌うメロディーラインは、音域が非常に広く、高音域から低音域まで広範囲に変化する。
それを3つの声色を使って無難に歌い上げている。
今と違って明らかにストレートな歌声に近い。また、ストレートな歌声の特徴であることの1つに音程が非常に正確であるということが言える。

この曲が収録されたのは、2004年である。即ち、東方神起としての日本活動が始まる以前の曲であり、まだ彼が日本語の歌に出会っていない頃の歌声ということになる。

この歌からしても、彼が日本語の歌を経験したことで、彼の歌声が大きく変わって行ったことがわかる。

今の発声ポジションとは似ても似つかぬ歌声であり、単にチェストボイスのそのままの地声を使って低音域、中音域は歌い、高音域は、裏声で歌っているという状態になっている。

このまま彼がもし、日本語の歌に出会うことがなければ、おそらく発声はこのままの状態であり、喉声で歌っていることから、もっと全体的にハスキーになっている、もしくは、喉に故障を抱えた可能性もあると言える。

 

アカペラバージョンでは、5人それぞれの歌声の個性が顕著だが、ジェジュン以外の4人の歌声は、現在の歌声と発声ポジションも歌声そのものも大きく変わることはない。

如何に、ジェジュンが、日本語の歌によって、発声が変わり、歌手としての基盤を手に入れたかがわかる一曲になっている。

この後、2005年に日本活動が始まってからの彼の歌声の変化は非常に面白いものがある。

 

彼の歌声は、この後も二度大きく変遷を重ねている。

一人の歌手の歌声の変化という点で、彼ほど顕著に歌声に現れる例は少ない。

その大きな原因の一つに日本語と韓国語という二つの言語が関わっていることは否めない。

しかし、他のKPOP歌手にはこれほどの変化は見られないことから、彼が如何に日本語の発音に影響を受けているかということがよくわかる一曲である。

 

 

時間がないので、ここまでの記事になりますが、加筆修正する可能性があります。

その時はあらためてお知らせします。