音楽ライターが紐解くJPOPの世界
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年別アーカイブ: 2020年

平井堅VocalReview「瞳をとじて」

言わずもがな、「世界の中心で愛を叫ぶ」の主題歌である。 多くの歌手がリメイクしているが、オリジナルの平井堅の歌唱は他の歌手のそれらよりもずっとシンプルだ。   とつとつと始まるAメロ、サビまでの高揚をじっくりと …

城田優「ヒロイン」(Mariage)に見る歌声の色彩

back numberの楽曲「ヒロイン」のカバーだ。   この曲に関してはオリジナルの雰囲気を踏襲していると言える。 城田優独自のアレンジをしているというよりは、ほぼオリジナルの楽曲構成を使っている。 それは歌 …

城田優「Pretender」(Mariage)オリジナルの確立

「JPOPの名曲を城田優の解釈を通して紡ぎあげた自身初となるJ-POPカバーアルバム」 アルバム「Mariage」のカバーに添えられたポップの言葉だ。   確かにこのアルバム「Mariage」には、カバーアルバ …

氷川きよし「クリスマスがめぐるたび」

2016年の氷川きよしスペシャルコンサートから、この曲のリクエストを頂いた。   この曲の彼の歌声は、非常に張りのある芯の通った響きの歌声をしている。 声量も申し分なく、ちょうど音程的に、彼が一番出しやすい音域 …

城田優「NINE」に見る内実度

ミュージカル「NINE」を観た。 今年はコロナの影響で本当にナマの舞台を拝見する機会がほとんど無かった。 城田優の舞台を昨年は2つ観たが、機会があれば観に行きたいと思っているほど、彼の舞台にかける情熱も真摯なスタンスも魅 …

城田優「少年時代」(Mariage)オリジナル性の確立

城田優のカバーアルバムに収録されている「少年時代」を聴いた。 以前、NHKの「Covers」で彼がこの曲をカバーしたのを聴いた時もそうだったが、多くの歌手がオリジナルの井上陽水の歌を踏襲するように歌うのに対し、今回収録さ …

音楽記事 オンラインコンサートの限界 (J-JUN「THE LAST ON-CERT」)

5日夜に配信されたオンラインコンサートは、配信によるライブの限界点を見せたように感じた。 正直なところ、彼は楽しかったのだろうか、と思った。   今年は、コロナの影響で音楽業界全体でほぼライブ活動が停止されてい …

城田優「First Love」(Mariageより)

城田優の最新アルバムから、「First Love」を聴いた。 彼のカバーを聴いて、ちょっと意外だった。 なぜなら、音楽の作りがオリジナルとは違ったからだ。   曲はジェジュンもカバーアルバムに入れているが、オリ …

徳永英明✖️山崎育三郎「レイニーブルー」(2020FNS歌謡祭)

「レイニーブルー」 この楽曲のコラボは、毎年のように誰かがどこかの番組で歌う。 それほどの名曲だ。   徳永英明と山崎育三郎がコラボした「レイニーブルー」 非常に完成度の高いデュエットだった。   歌 …

ジェジュン「たしかなこと」(2020FNS歌謡祭より)

ジェジュンが小田和正の「たしかなこと」でFNS歌謡祭で歌うのを聴いた。 彼の持ち味がよく出ているいい歌だった。   この曲は春に発売された「Love CoversII」に収録されている楽曲である。 本来なら、こ …

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【プロフィール】
久道りょう

音楽評論家
ミュージック・ペンクラブ・ジャパン(MPCJ)所属
ボイスブランディングクリエイター
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