10月末に公開された韓国ドラマ「私生活」のOST。

ジェジュンは5番目のOSTとして参加している。

 

この曲に於いて、彼の過去の歌声との違いが顕著である。

それはハスキーな音色が全く姿を消しているということだ。

 

東方神起時代の彼の歌声を好む人は非常に多い。

東方神起時代の彼の歌声の特徴と言えば、透明的で伸びやかな歌声とハスキーさ。

20代前半の彼の歌声は非常に伸びやかだった。

それは若い声帯の伸びやかな伸縮によるものと言える。

しかしその反面で彼の全体的な音色は中音域のチェストボイス以外は、全体的にハスキーさが目立っていた。

それはある曲では曲全体に及び、透明的な音色というよりはどちらかと言えば、息漏れに近いような歌声と言えるかもしれない。

その原因として考えられるのは、睡眠不足、喫煙、深酒。

このような生活習慣が声帯に及ぼす影響は大きく、それは声の音色そのものを根底から変える原因でもある。

この3つの中で最も深刻だと感じるのは喫煙である。

東方神起時代の彼は、熱心な喫煙者だった。

その影響はハスキーな音色として実に顕著だ。

この時代の彼の歌声は、低音域はソフトボイス、中音域は濃色、高音部はハスキー、というように3つの声域でそれぞれ違う音色を持っていた。特に高音部のハスキーな音色は、この時代の彼の特徴的な音色でもある。

ただ、このハスキーな歌声は、若い声帯の伸縮によってカモフラージュされ、伸びやかな透明色として記憶されている。

この音色の彼の歌声を好む人が多いのは事実である。

 

2年前、彼が日本活動を再開されてからの音色は、韓国語で歌うポジションのままの日本語の歌になっていたため、チェストボイスの要素が大きく、以前のような透明的でハスキーな音色とは違っていた。

それは加齢による声帯の伸縮の変化と共に喫煙量の影響が大きかったのかもしれない。

喫煙の影響が減ったと明らかに感じられたのは、今年の2月以降である。

特にコロナ以降の彼の言動には「健康」というものを非常に意識したものが多くなり、「Love CoversII」における歌声にはどこにも喫煙の影響を感じさせないぐらい充実した歌声になっている。

 

この曲はその歌声をキープした音色となっており、曲のどこにもハスキーさを感じさせるものはない。

これが彼のソロ活動になってからの特徴的な歌声であり、ハスキーさがないということは声帯のコンディションの良さを感じさせる。

以前よりソフトな音色や濃厚な音色が増え、韓国語の歌においても、この音色を保っているのがわかる。

 

彼の歌声は17年の歌手生活の中で、幾度か変わっているが、ソロ活動後の最近の音色が一番安定しており、非常にいい音色と響きになっているのは間違いない。

これに伸びやかさが戻れば申し分のない発声になるはずだ。

その点においては、ブレスの発声時の方向性によるが、この点も最近では改善が見られる。

個人的には、このままの音色をぜひキープして貰いたいと願うばかりだ。

その為には、彼の自己管理と自己抑制、さらには彼自身の歌手としての自覚に委ねられていると言っても過言ではないだろう。

 

日本活動の空白は彼の場合、そのまま歌手活動の空白に繋がりかねない。

彼が活動の空白期間にどのように自己節制するか、非常に興味深い。

日本での活動を再開させた時の歌声に注目したいと思う。