2018年3月発売の11枚目のシングル。

軽快なテンポの軽いポップス曲である。

 

動画は2つ試聴したが、大きく印象が異なった。

1つは2018年5月14日公開のものでJリーグのLINEライブ時と注釈がついており、もう一つはLittele Glee Monster Liveというチャンネルのもので2020年2月29日公開のものである。

 

この2つの動画では、ハーモニーの作り方が違っており、2018年のものはハーモニーが強調された構成になっているのに対し、2020年のものは、ハーモニーの部分が控えめである。即ち、ソロパートが際立つように歌われている。

2020年のものがいつの録音時のものなのかファンでないのでわからないが、明らかに2020年時のものの方が楽曲としての完成度が高い。歌いこなれているという印象を持つ。

それで2020年時のものでレビューを書くことにする。

 

ソロ部分ではメンバーそれぞれの伸びやかな歌声が安定的に聴こえる。

この曲のソロパートが次々展開されて、歌声が繋がっていく構成になっており、リトグリの特徴的である立体的に音が同じボリュームで被さってくるという特徴は消え、ハーモニーパートは音量も控えめであり、あくまでもソロパートを際立たせるためのハーモニーを作り上げている。

中盤から後半にかけてのハーモニーの掛け合いの部分では、それぞれの声が被さって見事に歌声が交錯していくが、それらはあくまでも細くスキャットの歌声であり、いつものエネルギッシュなものとは異なっているのが、この曲の特徴でもある。

 

音楽は縦刻みのリズム。

前へ前へと音楽が軽快に進むのに合わせて彼女達の歌声も軽く前へ前へと進んでいく。

アップテンポの中で言葉が滑っていかないように、それぞれがエッジを効かせて歌い綴っていく。

全体的に軽く細い歌声で作られたハーモニーの楽曲である。