これほど2人の声がピッタリ合うとは想像もつかなかった。

スキマスイッチの大橋の歌声に玉置の歌声がピッタリ寄り添って、2人の音は同一化している。

玉置の大ファンだという大橋の歌は言葉の処理や音色が玉置のそれと同一化する。

そういう2人の世界だった。

 

この曲は訥々と静かなメロディーの刻みの中に命の尊さを描く歌である。

この世に生まれてきたことの尊さ、そこにいることの尊さを淡々と歌い上げていく。

そしてタイトルの通りに、希望に満ちた明るい世界を思い描かせる曲だ。

 

この静かなメロディーの中に2人の秘めた感情が込められ、深い音色の音の世界を紡いでいく。

何気ない音の繋がりの中に感動がある。

そんな歌だった。

 

それにしても玉置浩二とコラボする歌手は誰もが非常に嬉しそうで、感情を隠そうとしない。

というより、彼と一緒に歌うことはそんなに楽しいことなのかと思わせるほど、誰もが幸せそうに見える。

 

コラボする歌手の最大限の良さを引き出す玉置浩二の魔法の歌声に誰もが魅了される。

彼の歌手としての懐の深さをあらためて感じさせるのが玉置浩二ショーだと思った。