三浦大知は今年最初から全国各地を回ってのツアーを開催していたが、コロナ感染拡大を受け、ほとんどのライブがキャンセルになっている。その為、彼はツアーが予定されていた日の夜、自室から歌をInsta.配信している。

「1Song Home Live」と銘打って配信されている曲は、今回は「4am」

この曲は2011年のアルバム「D.M.」に収録されている。

彼はこの曲を座ったまま歌っているのだが、如何せん、踊りたくて仕方ない様子。自然と身体はダンスのリズムに揺れ、手振り身振りの上半身だけのパフォーマンス付き。

ファンには至福の時間だ。

 

歌声は安定している。

この人の歌は最近、状態が悪いのを感じた事がない。

綺麗に顔の前面で声が当たっており、澄んだ明るい響きのストレートボイスが披露されている。

最高音のファルセット部分も以前ほどボリュームダウンをしなくなったのは、声の状態がいい証拠だ。

 

彼の歌声の魅力はこの明るめのフロントボイスにある。

綺麗に響いた声は伸びもあり、また中音域ではビンビンに響いている。おそらくそばにいると歌声の振動が伝わるほどではないかと思う。

彼の歌声の特徴は真っ直ぐに伸びていく伸びの良さと透明感だ。

透明感と言っても、彼の場合は無色の透明感ではなく、混濁のない綺麗な響きをしている。

非常に真っ直ぐに突き進んでいくストレートボイスだ。

この曲でもその響きの美しさが十分に披露されている。

 

1Song Home Liveは6月中旬まで続くらしい。

ファンにとっては楽しいひと時だ。

コロナの記憶と共に楽しい思い出になるだろう。

 

ちょっと羨ましかった。